【 口周辺・口内チェック 】
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作成者:事務局 岸田 和之
◆食べ方で犬の異常を知る。
食欲には問題はなさそうなのに、食べにくそうだったり、食べるのに時間がかかったり、食べ物を残してしまうことがあります。そんな時は要注意です!!
どこかに異常が現れているサインだと思って、愛犬をチェックしてみましょう。
◆チェックポイント
◎外から見て、左右対象のバランスがとれているか確認
(唇の絞まり具合や口が半開きになっていないか、舌が片側に垂れていないかなど…)
◎口の中を調べる
(口内炎がないか、異物がないかなど…)
◎思い当たることはないかどうか
(引き綱で首を痛めた、頭に打撲した、餌を変えた、)
上記のことを調べた上で以下のことを試してみよう。
◎くわえられるか
オモチャや食べ物を与えてみる。
◎舌が動くか
水やミルク、スープを与えてみる。
◎噛めるか
ビスケットなど大きめの食べ物を与えてみる。
◎あごは動くか
ものを噛めれば、あごも動いていることになります。
◎首が振れるか
犬から見えないところで音を出すなどして、首が振り返るか確認します。
◎飲み込めるか
大小の食べ物、軟らかい硬いなどの食べ物を与えて、違いを観察します。
◆原因として考えられるもの
◎口の中や舌の異常
口内炎や切り傷、刺し傷、トゲが刺さっているなど、痛みにより食べにくくなります。
◎歯の異常
歯石がたまっていると歯石が歯肉をつついて痛みます。 また、歯周病や歯が欠けている場合も食べにくくなります。
◎喉の異常
口の中や喉に腫瘍や炎症があると飲み込みにくくなります。 また、のどに異物がつまっていたりする場合も同じです。
◎神経や筋肉の異常
脳や首の神経に何らかの要因で障害がある場合、口や舌が上手く動かせず、食べ物がくわえられなかったりします。
◎骨の異常
あごや頬の骨の骨折、関節の脱臼などにより、食べにくくなることがあります。
◎食べ物によるもの
熱い、冷たい、酸っぱいなど食べ物が口に合わない場合があります。
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