【猫の毛玉対策】
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作成者:JHPA事務局
猫が毛づくろいをしたときにその毛を飲み込み、食道や胃の中に溜まる毛のことを毛玉と言います。猫は本能的に草を食べて溜まった毛玉を吐き出したり、便と一緒に排泄することで対処していきます。この毛玉がうまく体内から出ないと消化器官の中で大きくなって詰まってしまいます。さらに、胃腸の病気を発症してしまう場合があります。毛球症や胃炎、下痢や便秘等にならないためにも日常のケアが必要になります。

●ブラッシング
抜け毛が少なければ口の中に入る毛の量も減ります。特にはると秋の季節の変わり目は換毛期と言って、毛が抜けかわる時期ですからこまめなブラッシングが必要です。長毛種であればシャンプーをして抜け毛をすっきり落としてあげたいです。

●猫草
猫はそもそも肉食なので、草などを栄養の一部として摂取することはありません。目的は、胃を刺激しおなかに溜まった毛玉を吐き出すためとミネラルやビタミン不足を補うためです。草を食べなくても毛玉を吐き出すことはできますが、念のため用意してあげた方がいいでしょう。ただし、植木や観葉植物には猫には有害なものもありますので、猫の草を用意して下さい。

〈病気の可能性のある嘔吐〉
毛玉を吐き出すための嘔吐であれば問題はありませんが、頻繁に吐いたり、日に何度も吐いたり、嘔吐したものの中に毛玉や唾液以外のものが混じっている、血液らしきものが混じっている、吐く前やあとぐったりしている場合は、どこか悪い可能性があるので獣医師の診察を受けるようにしましょう。

●繊維質の食べ物を与える
毛玉対策は食べ物でも補えます。食物繊維の多いフードやサプリメントなど、繊維質の食べ物は胃腸の掃除をしてくれますので、毛玉を排泄するお手伝いをしてくれます。

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