【 猫のワクチン 】
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作成者:JHPA事務局
◆猫のワクチンの種類
現在日本で接種可能なワクチンは全部で7つですが、基本は、3種混合です。室内飼育であっても、飼い主自身がウイルスを持ち込んでしまう可能性もありますし、万一脱走してしまったときに野良猫と接触し感染することもあります。どの感染症も一度かかってしまうと厄介なものばかりで、慢性的な症状や死に至らしめる恐ろしいものです。特に抵抗力の弱い子猫が感染すると命取りとなってしまうこともあります。

〈3種混合ワクチン〉
猫カリシウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎、猫汎白血球減少症

〈3種混合以外〉
猫白血病、猫クラミジア、猫白血病ウィルス感染症、猫カリシウイルス感染症(必要に応じて接種)

※猫カリシウイルス感染症は全部で3種あり、3種混合で接種する以外にあと2種あります。

◆ワクチンの接種時期
1回目は生後50日あたりに接種します。母猫から母乳を通じてもらった免疫が子猫の体内に残っている場合、ワクチンが効かないことがあるので、念のため1回目を接種した4週後に2回目を行います。その後、成猫は1年に1回のワクチン接種をします。

◆ワクチンの価格
動物病院によって金額はさまざまですが、3種混合ワクチンの金額はだいたい、5,000〜6,000円くらいです。ワクチン接種後稀にアレルギー反応を起こすことがありますから、できるだけ午前中に接種しましょう。

◆ワクチンを接種していれば絶対に安心?
ワクチンとは毒性を弱めたウイルスそのものを体内に入れ、自身の体内で免疫を作らせることにより、同様のウイルスが再び侵入して来ても発症しないで済むというしくみです。免疫を作る能力は個体によりさまざまですから、うまく免疫ができていない場合は、再び感染したときに発症してしまう猫もいます。

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